2020年総括(出演以外)
前回は出演イベントについてふりかえりましたが、今回は出演以外に注目してまとめてみましょう。
MIX作成、提供
今年の上半期はとくにDJが行いにくいこともあり、DJ出演ができない時期もありましたが、そうした中でもMIXの作成を行い、営業されているBarなどへBGM MIXとして提供させていただきました。
なかでも、Weekend Traveler Kyotoを開催させていただいているBROOKLYN NIGHT BAZAARと、六条院拓磨さんという割烹料理屋さんとのコラボ企画に参加させていただき、5/10の母の日用、6/21の父の日用のお持ち帰りお重にサウンドカードとして、家族で楽しんでいただけるMIXを作成させていただきました。これはなかなかできることではないかと思いますので良い経験をさせていただきました。
また2020年10月より、同じくBROOKLYN NIGHT BAZAARにマンスリーでBGM MIXを作成する企画も開始しており、現在も進行中です。
これがすごくいい経験となっており、MIXのクオリティがあがってきているのでは?と思います。
インターネット上ではあまり再生回数がなく、人気がないのか知られていないのかが見えにくいのですが、こうしてBARのスタッフの方に気に入っていただき、かけつづけていただける機会というのは貴重だなと思います。
レコードショップのヘルプ、SNS更新
昨年末より、大阪のレコードショップGRIND RECORDSにてヘルプスタッフとして働かせていただいております。倉庫兼販売スペースであるGRIND RECORDS WARE HOUSEの管理を担当させていただいております。
コロナ禍中にオープンしたこともあり、大々的にアピールができておりませんが、月一回の定期解放を行っており、この日はご予約なしでもレコードを購入することができます。
こちらでの勤務に加え、インスタグラムのアカウントも担当させていただいております。
GRIND RECORDS WARE HOUSEのアカウントはこちら
このアカウントでは月に10枚ほど扱っているレコードを紹介しております。
紹介文も自分で調べて書いておりますが、これがかなり勉強になります。以前ミュージックライター講座を受けておいてよかったです。役に立つときがやってきました。
ちょっとコロナのアレでまだまだ大々的にはできませんが、いくいくは企画もやりたいなと思いますので、インスタグラムをフォローしていただければと思います。
PCDJ 新規導入
今まで頑なにVINYLでのDJに拘ってやってきておりましたが、昨年よりはUSBも多用し、そして昨年末よりついにPCDJを導入しております。
やっぱりVINYLに比べ単純に選曲の幅が広がったのと、機能的な面でできることが抜群に増えております。PCでレコード型の操作盤であるコントローラーバイナルを使用するDVSと、VINYLを併用という、一見不合理なスタイルで落ち着きました。やっぱり、VINYLが一番安定感があるのでこちらを軸に、新譜やデータしかない音源などをPCで使うといったものです。懸念点であった、インターフェースを通すとPCDJのTHRUであってもVINYLの音が小さくなる問題は、使用している機材がrekordboxなのですが、これはまだマシであるということと、ミキサーがパイオニア機種の新しいものであれば、USBケーブルでミキサーとPCとを接続することができ、インタフェースを介さずとも、チャンネルを切り替えると簡単に出し分けできる優れものです。素晴らしい。まだまだ慣れる必要はありますが、これによりDJの幅がぐんと広がりました。
DUB STEP 新規導入
昨年よりGRIND RECORDSで行われているBASS MUSIC系のイベントに出演させていただくことも多くなり、少しづつではありますがBASS系のボキャブラリーを増やしていっている状況です。しかし最後まで手が出なかったジャンルとしてDUB STEPがあります。
ずばり早いのか遅いのかが取りにくかったのですが、今年の春にリリースされたDJ KRUSH氏の楽曲がかっこよく、そこがヒントとなり向きあうことにしました。
あとDUB STEPではないのですが、DUB STEP的なリリースとしてChinese man の今年リリースより
この2つの曲より、HIPHOP的なアプローチと、UK GARAGE的なアプローチのどちらもできることに気づいてから導入がしやすくなりました。UK GARAGEは今流行していることもあり、多ジャンルからブリッジするためにDUB STEPを挟むと玄人感が出てかっこいいなと思います。
苦手だなと思っていたジャンルでもちょっとしたきっかけと、ある程度の曲数があれば慣れることができるんだなと思った2020年でした。
まとめ
2020年コロナだからこそできたこと、コロナ前から企画していたことを停滞させずにじんわり進めることができたこと、DJの機会が無くなったからといいつつ、自分なりの活動を作り続けることができたこと、そして、ずっと練習し続けられたことが2020年なにより良かったなと思い、自分でもそこは評価してあげたいです。
まだまだコロナは続きます。DJっているのか?クラブに行く意義は?などと自問することが正直多いです。しかし、考え続けている人にこそ出せるものであったり身の振り方があると感じます。
答えとしては「それでも俺はダンスミュージック、DJという行為が好きだ!」になるとは思いますが、それは考え抜いたからこそシンプルに力強い衝動であると考えます。
もっと考えましょう。もっとやれるはず。もっとたくさんの人と自分の思いを共有したいですね。来年はそんなDJになれるように。(結局自分のことしか考えてないですね。)